「バスガスばくはつ」を連呼してみてください。
言いづらいですよね。他にも言いづらい言葉はたくさんあって、大切なプレゼンテーションのときにこういう言葉を使わなければならないとなると、かなりのストレスになると思います。
でもこのアプリを使えば、「バスガスばくはつ」が…
【猛烈に】言いづらくなります。
「………いやいやいや、言い易くなるんじゃないの?」と思ったあなた。
【猛烈に】言いづらくなる、で正解なんです。これはそんな「誰得?」なアプリです。
アプリがやることは単純です。あなたの口から出た声をマイクで拾って、ほんの少しだけ遅れ(タイムラグ)をつけてヘッドフォン(イヤフォン)から流します。それだけです。
この単純な手続きを、Delayed Auditory Feedback、略してDAFと言います。
DAFには興味深い効果があることが知られています。
言葉を口に出して言うのが難しくなるのですね。だから、ただでさえ言いづらい「バスガスばくはつ」は、DAFによって【猛烈に】言いづらくなるのです。
これは確かに「誰得?」かもしれませんが、認知心理学的にはとても興味深い現象だと言えます。
また、DAFによってどんな場合でも発話が妨げられる訳ではなくて、遅れの量や、しゃべり方によって、妨害効果の大きさが違ってきます。
このアプリは、あなた自身を被験者として、どんなときにDAFの影響が顕著に表れるのかを確かめるための、簡易心理実験ツールなのです。
「バスガスばくはつ」をキーワードにして、様々な実験をしてみましょう。
【重要】このアプリを使う際には、マイク付きヘッドフォン(イヤフォン)が必須です。デバイス本体のマイクとスピーカーで代用することはできません。
もう一回言いますね。
デバイス本体のマイクとスピーカーで代用することはできません。
【警告】DAFは通常とは異なる発話状況を作り出すことになります。このことが、心身に何等かのストレスを与える事になる可能性が全く無いとは言いきれません。当方は本アプリの使用に伴って生じる一切の責任を負いかねますので、DAFの原理を十分にご理解の上、ご自身の責任において本アプリをご使用ください。万が一、心身に何等かの異常を感じた場合には、アプリの使用をすぐに中断してください。また、未成年者、特に幼児にDAFを体験させることは、当方としてはお勧めできません。
【吃音・どもりへの効果】DAFによって吃音症(どもり)が改善したという報告があります。しかし、本アプリはあくまでも、認知心理学的な関心から、DAFが(非吃音者の)発話にどのような影響を与えるのかを検討するための、簡易心理実験ツールとして開発されたものに過ぎません。